小林よしのり

パンケーキと中国人

小林よしのり

日々の出来事
2016年 3月 10日


今日、2時過ぎのランチでパンケーキの店に入った。

秘書みなぼんはパンケーキが好きで、わしはあんなもの食事なのかな、

お菓子じゃないのかなという気持ちもあるけど、女はああいうパンと

ケーキの中間みたいな炭水化物が好きだ。

わしは今日中に書かねばならぬ文章の相談に乗ってもらうことに

なっていて、みなぼんが機嫌よくヒントを出してくれればいいと、

その甘いランチに付き合うことにした。

こじゃれた店に入って午後のひとときを過ごすのが女性にとっては

快適なんだろう。

 

だが階段を上がると、そこに6人くらいの薄汚い人間が待っている。

なんと、中国人だ!

身なりが恐ろしくダサくて、髪が埃っぽくて、背中にエベレストを

登頂するかのようなでっかいリュックを背負っている。

険しい山岳地帯を越えて、この街に来たのだろうか?

だがピッケルを持っていない。

やはり単なる観光客か?

だったらあの人間の死体が入りそうな巨大なリュックは何なのだ?

 

これからあの6人分のパンケーキを焼くんだから、時間がかかるよと

言うと、みなぼんは中国人は1人1品頼むとは限らない、6人で2

くらい注文して、6等分することが多いという。

そうやって少しづつ、あちこちの店で食べるそうだ。

 

なんにしたってオシャレじゃないから別の店に行こうよと説得し、

パンケーキの店を後にした。

油断も隙も無い。

ダサい奴はダサい観光地に行けばいいのに、なんでオシャレな街に

来てしまうの?

ぽっくん、いやだもうーーーーーー。