笹幸恵

私も行ってきました

笹幸恵

2015年 11月 16日

もくれんさんに楽しんでいただけて良かったです。

私も行ってきました。自衛隊音楽まつり。

 

いつも思うのは、自衛隊のドリル演奏の質の高さ。

縦、横、斜め、後ろ・・・と目まぐるしく

隊形が変わっていくのですが、一糸乱れぬとはこのことです。

かざぐるまを描くようなカーブだって、ばっちり決まっています。

海上自衛隊はお決まりの錨マーク。
この状態で錨マークが一周ぐるりとまわるのです。

不規則な隊形なのに・・・この美しさったらありません。

 

 

けれど米軍の場合は、単純な隊形変化(というより移動?)のみ。

それも結構自由気ままな感じで、

最後には手拍子で盛り上げて「イエーイ!」

楽しんでナンボでしょ!感が伝わってきます。

さすが、戦場でダンスパーティをやって

アイスクリームを作っていた国です。

 

最初から最後まで集団として隊形の美を追求し、

それがもはや芸術の域にまで達している日本とは大違い。

 

 

・・・ううむ。

日本は今でも、70年前と変わっていないのかもしれません。

突出した機能がなくても、見栄えがどうであろうとも、

兵器を大量生産できるようにした合理化優先の米国。

世界中で唯一無二の突出した性能を持った兵器を生み出し、

究極の職人技でそこに「美」さえも見出した日本。

 ・・・国民性は、そう簡単には変わらないのかもしれません。


兵器とドリル演奏は違う、といわれてしまえば
その通りなのですが、何といえばいいでしょうか。
取り組み方の違い、と言ったらいいでしょうか。

何かを生み出そうとするとき、生真面目に、究極の芸術性を目指そうとする
日本人は、戦争向きではないことは確かです。

 というような余計なことを、つい考えてしまいました絵文字:冷や汗