小林よしのり

野田聖子はよく全体主義と戦った

小林よしのり

政治・経済
2015年 9月 8日


野田聖子議員は推薦人が集められず、自民党総裁選出馬を

断念したという。

一度、推薦人になろうとした者にも、安倍首相独裁派からの

激しい切り崩しを受け、結局20名が集まらなかった。

だが「全体主義」に反旗を掲げようとした意気だけでも買う。

 

自民党ハト派が企画した、わしの「勉強会」も、安倍独裁派

からの圧力で、中止に追い込まれたが、今の自民党は「議論」

を封殺する。

もはや自民党議員は「個人」ではなく、「集団」で泳ぐ魚群に

過ぎない。

「議論」を封殺する輩は「民主主義」の否定者であり、

「全体主義者」である。

 

昨日のフジテレビの夜のニュース番組で、女性キャスターが、

野田聖子氏が「なぜそこまで総裁選にこだわる?」という

言い方をしていたのを聞いて、ぞっとした。

こだわらない方がいいのか?

「全体主義」を望む感覚がフジ産経グループにはあるのだろう。

劣化三昧だな。