小林よしのり

二段構えのトリックで実は譲位のみ

小林よしのり

政治・経済
2016年 9月 5日


今、テレビ朝日が、とりあえず「特措法」で譲位をさせて、

皇室典範改正は時間をかけて検討するという二段構えの

案が、政府内で検討されていると報じた。

 

竹田案の丸のみで、皇室典範の一部に「特措法」を可能に

する条文を入れて、抜け穴をつくり、憲法との整合性を取る

という姑息でトリッキーな方法だ。

 

皇室典範改正は時間をかけて、というのは建て前に過ぎない。

国民がこの問題に長く関心を持ち続けるわけがない。

 

譲位のあとで、皇太子殿下が不在だということに、ようやく

気付き、皇太子不在は今後20年間か30年間、続くことに

なる。

 

眞子さま、佳子さまの結婚を邪魔するわけにはいかない。

ここ数年のうちに結婚の話が浮上して、皇籍離脱となる。

 

すると確実に宮家が不足するので、竹田恒泰やその親戚が、

ぞろぞろ皇室に入って来るのだろう。

それが皇室の未来である。

 

安倍政権は天皇陛下なんて恐れていない。

完全に封じ込めて、政治利用だけすればいいとしか思って

ない。

尊皇心は完全に廃れた。