小林よしのり

週刊新潮の記事を読んで

小林よしのり

皇室・皇統問題
2016年8月21日 06:10


今日初めて週刊新潮の「天皇陛下『お言葉』私はかく聞いた!」

を熟読したが、わしの心に引っ掛かったのは2名、

民族派の蜷川正大氏と作家の矢作俊彦氏である。

 

蜷川氏が自称保守派の妄言に気付いてくれて、

今後は「承詔必謹」でいくと語ってくれたことはありがたい。

「摂政」に関しては陛下が明確に論破された。

陛下が民間人の妄言を公然と「論破」されるなんて、

恐るべきことである。

226事件のときに、昭和天皇みずからが討伐に出る意思を
示されたときと
同じだと考えても良い。

なお、宮内庁はずっと陛下のご意向を政治に反映させようと

奮闘してきたのである。

だが、自称保守派の論客たちが、宮内庁陰謀論を唱えて、

妨害してきた。

もはや宮内庁陰謀論は通用しない。

 

驚いたのは矢作俊彦氏である。

正確な知識と見事な分析力だ。

「陛下のご宸襟を悩ませているのは、一に生前退位の問題では

ないのではないか」と見抜いている。

さらに「歴史をなにより前へ進めようとしているのがこの国の

国民ではなく、天皇であることに不可解なものを感じてならない」

と結んでいる。

まったくその通りで、陛下に対して、申し訳ないとしか

言いようがない。