高森明勅

摂政設置論はやはり反逆者だった

高森明勅

2016年 8月 9日

8月8日、譲位への“玉音放送”。

その中で陛下ご自身が、ご公務の際限のない削減や、
摂政の設置は望まないという趣旨のことを、明言しておられる。

天皇の高齢化に伴う対処の仕方が、国事行為や、その象徴としての
行為を限りなく縮小していくことには、
無理があろうと思われます。
また、天皇が未成年であったり、
重病などによりその機能を
果たし得なくなった場合には、
天皇の行為を代行する摂政を置くことも
考えられます。

しかし、この場合も、天皇が十分にその立場に求められる務めを
果たせぬまま、
生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに
変わりはありませ
ん」と。

これは事実上、これまで摂政設置を唱えて来た者どもを、
陛下ご自身が「反逆者」と認定されたに等しい。

ここでは敢えて一々、名前を掲げない。

しかし、それらの人達の今後の身の処し方に注目したい。