小林よしのり

EUはバベルの塔である

小林よしのり

政治・経済
2016年 6月 24日


イギリスの国民投票で、「離脱派」の勝利が確実になったそうだ。

わしは相当以前からEUはバベルの塔だ」と言ってきた。

『ゴー宣』にもそう描いてきた。

 

日本を含めて世界中の知識人がナショナリズムを否定して、

グローバリズムを信奉するアホだらけだから、「右派が勝った」

「感情論が勝った」「良くない選択だ」と論評している。

わしは「やっぱりな」と思うだけだ。

 

『民主主義という病い』でもグローバリズム批判を描いている。

グローバリズムは民主主義を機能不全に追い込む。

「移民排斥」とまではいかぬまでも、「移民制限」をするのは

国家として当然の政策だ。

「移民制限」を極右と断じるのも、二者択一、二元論に陥った

反知性主義に過ぎない。

 

『民主主義という病い』を熟読してほしい。

今後の世界情勢にも応用できる予言の書だ。