小林よしのり

大和くんが見つかって良かった

小林よしのり

日々の出来事
2016年 6月 3日


大和くんが見つかって本当に良かった。

人や車に石を投げるのは、いたずらじゃ済まないレベルの

悪さだと思う。

わしが父親でもかなり叱っただろう。

 

山の中に車で置き去りにするのは、父親も相当キレてしまう

くらい、反抗的だったのだろう。

わしだって、車から降ろして走り去るふりをするくらいの

お仕置きをしたかもしれない。

大和くんの父親も500mしか離れていない。

すぐ連れ戻すつもりだったのだろう。

 

今回の事件はたまたま世間を騒がす大事件になってしまったが、

7歳にしては肝っ玉の据わったワルだからこそ、生き延びたの

だと思う。

良い子に育てば大した男になるが、厳しく育てねば不良になる

可能性もある。

父親はちゃんと善悪を見極める子に育てようと努力している。

 

世間体が悪くて最初は捜索隊に嘘をついてしまったが、

一般市民はそのくらいの嘘はつく。

あとで真相を告白して謝罪してたからいいだろう。

 

わしの父親は藪の中に放り投げたり、滝の上から逆さまに

吊るしたり、もっと虐待に近かった。

怒りの凄まじさも極道みたいに恐ろしかった。

男が激怒したらどのくらい恐いのかを、学習させてもらった。