小林よしのり

『天皇論 平成29年』見本が来た!

小林よしのり

日々の出来事
2017年 2月 21日


『天皇論 平成29年』の見本がスタッフの人数分、

送られてきた。

 

まず第一に、ものすごく重い!

500ページを超えるので、紙を薄くしたはずだが、

それでも尋常じゃない重さだ。

ぎっしり感が凄い!

 

第二に、冒頭からものすごく過激だ!

表紙の穏やかさが嘘のように毒々しい絵が続出して、

内容もすごく過激になっている。

まるで『戦争論』みたいだと、ドキドキした。

 

わしはもう丸くなったと思っていたのに、「天皇論」で

この過激さはどういうことだ?

多分、描いたときに、怒りのマグマが爆発していたん

だろう。

 

「天皇論」だから当然、品がいいだろうと思ってたら、

とんだ勘違いだ。

『天皇論 平成29年』は、わし個人としては、

多方面に「まずいな――」「まずいな――」と頭をかき

ながら読むしかない本になってしまった。

 

でも、やっぱりこれがわしなんだな。

戦いの書だ。この本は戦いの書になってしまった。

それでいいだろう。

わしはやっぱり丸くなってないわ。

「ゴーマニズム宣言Special」『天皇論 平成29年』