小林よしのり

「鎖国」という表記が消える

小林よしのり

日々の出来事
2017年 2月 14日


小中学校の社会科から「鎖国」という表記が消えるらしい。

とてもいいことだ。

江戸時代も長崎でオランダやシナと交易しており、

薩摩などでも外交や貿易が行われていたから、

「鎖国」なんてなかったのだ。

これは重要な知識だ。

 

なぜなら今でも「保護貿易」と言うと、「鎖国」と思い込ん

でる馬鹿者がいるからだ。

国家主権を守りながら、インターナショナルに貿易する

ことと、主権を失うグローバリズムは違うということが、

どうしても分からないのは、クソ真面目に学校の教科書を

記憶してきたインテリ言論人しかいないからだ。

 

グローバリズムや自由貿易を批判したら、「鎖国」とか、

共産主義とか言い出す馬鹿を消滅させるには、教科書から

「鎖国」という表記を失くすのが一番効果的だろう。