小林よしのり

「この世界の片隅に」を見たよ

小林よしのり

日々の出来事
2017年 1月 7日


今日は「この世界の片隅に」を見て、仕事場に原稿を届け、

帰宅して「エコノミスト」の読書日記を書いた。

 

「この世界の・・」は、妻を戦地に行く男に抱かせようと

する夫に腹が立った。

女を何だと思ってるんだ?

女性の尊厳を無視する男は嫌いだ。

しかも夫がいる身で、別の男によろめいたのが不潔だと

思った。

 

815日の玉音放送を聴いて、主人公が突然、本土決戦を

叫び出したのにも驚いた。

あんな愛国心を微塵も見せてなかったのに、キャラが突然

変わったので混乱した。

 

でも、またしてもアニメの可能性を見せつけられた。

あれを実写で撮ったら、俳優に目が奪われ過ぎて、

時代背景に注意が向かない。

アニメだからこそ、背景に注意力が回って、時代考証が

生きてくる。

 

そして誰もが言うが、声優をやった「のん」が大勝利だ。

まったく見事だった。

総じて良い映画だった。