小林よしのり

有識者会議は「結論ありき」だった

小林よしのり

皇室・皇統問題
2017年1月2日 04:23


天皇陛下の退位を巡る政府の「有識者会議」の座長代理・

御厨貴が東京新聞のインタビューに答えている。

「十月の有識者会議の前後で、政府から特別法でという

方針は出ていた。政府の会議に呼ばれることは、

基本的にはその方向で議論を進めるのだと、個人的には

思っていた。」

 

有識者会議は初めから「結論ありき」だったのである。

退位を否定する叛逆者を7人も入れて、ハードルを高く

しておき、結論で「一代限りの特別法で退位させる」という

落としどころにする。

そうすれば国民は「ともかく退位できるなら良かった」と

安堵する。

国民を愚民と見做しているから、これで「男系固執の死守」

という安倍政権の邪心は叶えられる。

 

「一度定まった特別法は、次に同様の問題が起きた時に

先例となる。」

「特別法なら、将来の事態にもフレキシブルに(柔軟)に

対応できる。」

 

これでは次の天皇陛下もまた特別法で退位させられること

になる。

時の政権の都合次第で、特別法で強制的に退位させることも

できる。

それほど特別法はフレキシブルということだ。

天皇陛下が望む「安定的な皇位継承」はとても望めない。

 

「恒久化する場合、どのような要件を盛り込むかが非常に

難しい。」

 

「天皇陛下の意思があること」

「皇太子が成人していていること」

「皇室会議の議論にかけること」

以上の3要件を皇室典範に書けば、1000年もつ。

全然、難しくない。

有識者会議は初めから「結論ありき」だったのである。