小林よしのり

レコード大賞は「花束を君に」である

小林よしのり

芸能・文化
2016年 11月 18日


レコード大賞は、歌謡曲の衰退と、1億円の買収スキャンダル

もあり、今やとことんその権威は地に堕ちている。

したがって今年のレコード大賞が本当に権威を取り戻すためには、

365日の紙飛行機」「花束を君に」の戦いにならなければ

ならない。

国民的に受け入れられたのはこの2曲しかない。

 

そしてどちらかを取るならば、「花束を君に」で決めるべきである。

宇多田ヒカルが復活するや否や、母・藤圭子への複雑で深い愛を

吐露するこの曲を発表したのは、もはや文学の域である。

わしはこれを聴いて感動で涙が止まらなかった。

これほどの名曲にレコード大賞を与えられないとなれば、

その権威は完全に失墜したものと見做すしかない。