小林よしのり

この問題は詰んでいるとしか思えない

小林よしのり

日々の出来事
2016年 10月 4日


生前退位のご意向を表明された88日の玉音放送以来、

男系抵抗勢力は猛烈に悪あがきをしてきたし、安倍政権は

「一代限りの特措法」で退位と即位をやっつけちゃえと

いう態度で、有識者会議を設置するようだ。

 

だが、わしはあの玉音放送以来、この話はもう詰んでいる

という思いがぬぐえない。

あらゆる角度から予測してみても、「一代限りの特措法」では

対処できない。

 

「生前退位」という陛下の一手が、どのように展開していく

かを、全部、予測された上での奇跡的な作戦だったのでは

ないかという思いが、日を追うごとに増していく。

だとしたら天皇陛下、やっぱり恐るべき頭脳だ。

 

八木秀次が有識者会議に呼ばれているらしい。

なのに高森明勅はまだ呼ばれていない。

不公平だとわしは思うが、まあ、そのうち分かるだろう。

観念論だけでは必ず現実という高い壁にぶち当たる。

法律家や皇室の専門家や、いろんな者を呼んでみるがいい。

そして、それが現実に皇室のシステムに合致するかどうか、

考えてみればいい。

 

この問題は詰んでいると実感するだろう。