高森明勅

北朝鮮による半島統一という悪夢

高森明勅

2017年8月23日 22:00

ロシア公使、ウズベキスタン大使などを歴任した
河東哲夫氏の暗い予測。

「『北朝鮮製ICBM』はこれまでのゲームを一変させ、
北東アジアの政治地図を替えるだろう。
ICBMが来襲しかねない状況で、
アメリカは北朝鮮の処理をいつまでも中国に丸投げできない。
だが、アメリカは武力は使えまい。
影武者を何人も使い、
常に居場所を変える金(正恩)の
『除去』は至難の業。
核開発施設も地下にあり、アメリカも全て把握できない。
1回の攻撃で北を無力化しない限り、
北朝鮮は日韓の米軍基地に報復を加えるだろう。
もはや北朝鮮問題の主導権を握るのは北朝鮮自身だ。
各国はそれに気付かないかのようにポーカーゲームを続けている。
…武力行使の手は縛られたアメリカにできることは、
北朝鮮との話し合いしかない。
しかし平和条約締結で朝鮮戦争を終わらせれば、
米軍は韓国に居残る大義名分を失い出ていくことになる。
そうなると北朝鮮主導の南北再統一への力学が働いて、
ロシア以上のGDPを持つ統一朝鮮、それも核兵器を持ち、
日本に敵意を持つ大国が誕生するのだ」

これを夢物語として一笑に付す訳にはいかない。

アメリカの限界を冷静に見極め、
日本の未来は日
本人自身が築くしない、
という当たり前の覚悟を、
そろそろ取り戻すべきだ。

その際、憲法改正は避けられず、
核武装も予め選択肢から除外すべきではあるまい。