小林よしのり

井上達夫氏は似非リベラルを炙り出す

小林よしのり

日々の出来事
2017年 8月 4日


『大東亜論』のわしのペン入れを終えた。クタクタだ。

明日、秘書みなぼんは原稿を取りに来てほしい。

 

土曜は、わしは道場の準備をしつつ、Special本の第3章に

取り掛からねばならない。

 

「報道ステーション」に井上達夫氏が出ていて、内閣改造後

の支持率が微増とはいえ、宿題が何も解決していないという

ことを手厳しく言っていた。

許してしまって、忘れてしまっては何もならないということを

ちゃんと言ってくれたので安心した。

民進党に喝を入れることもやってくれたし、本当に満足だ。

 

井上氏は「不正義」を許さない態度が素晴らしい。

最近の30代・40代あたりの言論人は、リベラルなふりを

しつつ、相対主義で「正義」・「非正義」の価値判断を揺るが

そうとする。

すると、自称保守やネトウヨと親和的になってしまい、

安倍政権擁護になってしまうのだ。

 

本来「保守」は、「正義」や「常識」を守らねばならない。

だが、今の自称保守は、安倍真理教になっているので、
「正義」を相対化し、
「常識」に反乱を起こす。

世論や支持率を馬鹿にしたがる点で、自称リベラルと、

自称保守&ネトウヨが同意見になってしまうのだ。

 
こういう価値紊乱主義と戦うのは大変だ。

真のリベラルとして、井上達夫氏が出てきて良かった。

似非リベラルが炙り出されて愉快である。