小林よしのり

「SAPIO」が隔月になると・・

小林よしのり

日々の出来事
2017年8月4日 00:49


SAPIO」が隔月発売になる。

2か月に一回しか出ないのだ。

小学館の全雑誌の部数減が影響したらしい。

 

出版不況で、どの雑誌も青息吐息だ。

雑誌や本が売れないから、カネを持ってる高齢者を狙うこと

になり、劣化保守のおっさん・じいさんの財布を当てにする

しかなくなる。

若者はスマホにカネ使うから、雑誌は読まない。

するとますます雑誌の質が下がっていく、冒険ができない

という悪循環だ。

 

隔月に伴い、『大東亜論』は24pに増ページになる。

だが、隔月で話の展開を見せるのは至難の業だ。

完結するまで続けられるかどうかが怪しい。

 

今後は一回の展開をもっと速くしなければならない。

キャラクターをじっくり見せながらという余裕がなくなる

かもしれない。

2か月分を一回で見せる高速漫画を作るしかないだろう。

 

どんなに高速にしても、『大東亜論』は2年じゃ終わらない。

明治以降の歴史に埋もれた、もう一つの日本人たちの戦いを

描いて、後世に残しておくことは重要な仕事だと思っていたが、

終わりまで描けるかどうか分からない。

とにかく今後は高速に描いてみるしかない。

 

『大東亜論』第三部「明治日本を作った男達」を読んでみたが、

観念がまったく違う時代に、民主主義を作ろうとした旧武士

たちの苦闘が、エンターティンメントをしながら、説得力を

もって描かれていると、あらためて満足した。

果たして続くか否か?   分からん。