高森明勅

国の為に「死ねない」自衛隊の最高指揮官

高森明勅

2017年7月30日 22:00

以前、安倍安倍首相が関西方面の番組に出演。

国の為に死ねるか」と問われた。

「イエス」か「ノー」か、と。

その時、驚いた事に安倍首相は「分からない」と答えた。

死ねるか」否かの問いに、“どっち付かず”の答えはない。

死ねる」以外なら、それは「死ねない」という事。

勿論、テレビ番組でこんな質問をすること自体、いかにも軽薄。
でも、
安倍氏はそれを承知で出演したはず。
首相は言う迄もなく自衛隊の最高指揮官。
非常時においては、
自衛官に身の危険を顧みず、
国の為に挺身せよ、
と命令を下す立場。

だから、他の閣僚とは違う。

少なくとも首相と防衛大臣は、
国の為には「死を恐れない」
覚悟が欠かせない。
それは立派な事でも何でもない。
職務上、
当然の事。
でなければ、第一線の自衛官はやっていられない。
にも拘らず、安倍氏は「死ねない」と平然と回答した。
これでは自衛隊の最高指揮官失格だ。
つまり首相失格という事。
こんなだから、国防の重大事を担う防衛大臣の任命も
身内びいき」で平気。

憲法改正も(たとえアドバルーンでも)“自衛隊”加憲という、
自衛隊を「非軍隊」のまま、
永久に縛り付けようという考え方になる。