高森明勅

安倍首相の気紛れ改憲論

高森明勅

2017年 6月 15日

先頃、安倍首相が憲法改正をぶち上げた。

現職の首相が、改正内容と期限にまで踏み込んだのは、
前代未聞か。

しかし、余りにもお粗末。

中身の酷さは既に繰り返し指摘した。

それ以前に、与党の公明党にも一切、事前の説明無し。

どころか、自民党の主要幹部さえ知らなかったようだ。

政治家として未熟さを露呈した。

と言うより、一人前の社会人がやることではあるまい。

「一強」幻想の驕りか。

それとも、いつものやり口のように、
“目眩まし”
に憲法改正を持ち出したに過ぎないのか。