高森明勅

テロ等準備罪?

高森明勅

2017年 6月 14日

テロ等準備罪を新たに導入する為と称する
組織犯罪処罰法改正。

しかし実際は、何らテロ対策にはならない。

どころか、テロ対策の為の条文は1ヵ条も無し。
余りにもフザケた話。
また、
政府はパレルモ条約締結の為に必要と主張した。

しかし事実として、
条約締結の為に共謀罪立法を行った国は
殆どない(
187ヵ国中2ヵ国のみ)。

現に、国連もそれを義務付けていない。
これ又、大嘘。

そもそも共謀罪は、司法取引や秘密捜査など、
日本では採用されていない(はずの)手法とセットで、
初めて機能する。

一方、これも日本には無い、陪審制があってこそ、
それに一定の歯止めを掛け得る、
と指摘されている。

百害あって一利なし、とはまさにこのこと。

それを、
我々が眼前に見ているような手口で
押し通す政府の底無しの危うさ
に、
そろそろ国民は気付くべきだ。