小林よしのり

テレビがわしの「現場」ではない

小林よしのり

日々の出来事
2017年 5月 12日


アンチ小林よしのりには、変な人間がいっぱいいるなあと思う。

 

橋下羽鳥の番組は、橋下マンセー番組だから、今後出演しない

と宣言したら、「ばか」とか「アホ」とか、罵詈雑言の嵐と

なったが、その中で希少な理屈は、「おまえも看板番組を持て」

とか、「編集権は番組側にある」というものだ。

 

気の毒なほどオツムが弱いのだが、不思議なのは、

「世の中にはテレビに出たいと思わない者もいる」という、

たったそれだけのことが分かってない奴がいることだ。

 

漫画家にとっては、漫画を描くのが「現場」なんだから、

テレビに出るのは「理由」がなきゃ出ない。

 

「公のため、日本国のための議論なら」とか、

「余興で楽しみに」とか、

「この人のためなら」とか、「理由」があれば出るだけだ。

 

芸人やタレントなら、テレビに出るのが「現場」だから

大いに出ればよろしい。

 

だが、わしのような者が電波芸者になってしまってはダメだ。

テレビに出るために、特定個人をよいしょする太鼓持ちに

なってしまったらおしまいだ。

 

自分の「現場」はどこだ?

「現場」を持たない奴は、承認願望に飢えて、ネットで吠え、

テレビで有名人になりたがる。

 

漫画家は漫画で世の中を変えればいいのだ。