高森明勅

福岡との縁

高森明勅

2017年 4月 2日

4月9日は福岡で初の九州ゴー宣道場。

私が福岡に最初に講演でお邪魔したのは、
昭和から平成に移ってまだ間もない頃。

私が初めて本を出したのが平成2年2月。

小さな出版社から『天皇と民の大嘗祭』という著書を刊行した。

幸い好評を得て、たちまち3刷まで行った。

これをきっかけに各地から講演の依頼があった。

福岡もそうした流れで呼ばれたのではなかったか。

地元の青年たちが声を掛けてくれた。

当時の私は30代前半。

だから講演に行っても、会場で壇上の私が一番若い、
というケースもしばしば。

しかし、福岡の場合は違った。

同世代やもっと若い人たち。

1人で4時間位話したのではなかったか。

講演が終わった後、主催者らに博多ラーメンの屋台に
連れて行かれたのも異色だった。

何しろ、
現地に着いた最初に案内されたのも
博多ラーメンだったから。

1日にラーメンを2回食べたのは、あれが最初で最後か。

その後、新しい歴史教科書をつくる会の全国縦断的な
シンポジウム開催の一
環として、福岡にお邪魔している。

この時は小林よしのり氏と一緒だった。

その会場に、小林氏の御尊父が来られていたのを後日、知った。

あるいは「建国記念の日」に招かれて
講演
したことも。

まだ他にもあったろう。

しかし、それらより強い繋がりは、
家内の父親が福岡の出身ということ。

豊臣秀吉とも接点があった博多の豪商で、
茶人でもあった神〇宗〇
(〇に正しい文字を入れよ)の末裔なのだ。

お墓も地元の妙楽寺にある。

今回はお参りするのは無理だろうが。

福岡での道場が楽しみだ。