笹幸恵

節操がないのはどちらか

笹幸恵

2017年 3月 24日

籠池のおっちゃんの証人喚問、録画予約していたのに、
高校野球が録れてしまった。
NHKの中継の時間に合わせたつもりだったけど、
「高校野球」という番組内容を優先して、勝手にBSに移動したらしい。
なんだよーーーー。

で、ニュースで証人喚問の様子を見るだけになった。
籠池氏の堂々としている姿にまず驚いた。
何か憑き物が落ちたみたいな。
完全に腹をくくったのだろう。
もう失うものは何もない――。
そういう表情だった。
昭恵夫人と言っていることが正反対なのだから、
彼女も「証人喚問」しなければ話にならない。

驚くべきことに、月刊HANADA(2017年5月号)で、
金美齢氏が昭恵夫人を擁護している。
「節操なきメディアのアッキー叩き」というタイトル。

昭恵さんに全く責任がないとは言わない。けど、
問題は森友学園側にあり、「安倍一強」の政治状況で
ほかに批判すべき問題がないのだと
野党やメディアを「情けない」と嘆いてみせる。
あとはいかにアッキーがチャーミングであるかを
縷々綴っている。

バカバカしい。
節操がないのはどちらか。
そんな過去の彼女のチャーミングなエピソードを
持ってきて、何の意味があるというのだろう。
チャーミングなら、首相夫人としての「公的な」役割を
自覚していなくてもいいというのか。
「わたし、なにも知らないの」とお花畑な脳みそで
やっていけると思うほうが間違っている。
要するにそれは本人の「甘え」なのだ。
昭恵夫人、フェイスブックで反論している場合じゃないです。