小林よしのり

読書しなきゃ描けないんですよ

小林よしのり

日々の出来事
2018年 1月 16日


SAPIO」『大東亜論』のシナリオが出来たから、

コンテを2日間ほどで描こうと思ったのだが、

中断せざるを得なくなった。

 

中江兆民が登場するのだが、今までの漠とした知識で

このまま描き進めるのはマズいかもしれない。

やはりこの人物の思想と人格を、もっと知っておか

ねばならないと思うに至った。

 

今の連載のペースから言えば、兆民が登場するのも

この一回限りかもしれないのだが、やはり気になる。

兆民の著作や関連本を4・5冊購入して読み始めた。

赤鉛筆持ちながら、徹底的に集中して速読するが、

今日は読書だけで終わるだろう。

 

読書は作品には活かされなくても自分の中には蓄積

される。

とは言っても過去に読んだ『三酔人経綸問答』を

開いてみたら、赤線がびっしり引いてあるにも

関わらず、ほとんど忘れている。

まったく情けない限りだ。