小林よしのり

「立憲主義」で戦いを開始する

小林よしのり

日々の出来事
2018年 1月 1日


あけましておめでとう。

 

昨日はコぺル君という本が売れてると聞いて読んでみた。

内省ばかりしている思春期の子にはこれも必要なのかと

思うが、フラストレーションがたまる本だった。

 

紅白を見ると、未来が不安だけどいつでも夢を持つのが

大切だとか、君が君のままでいいから自己肯定して生き

るんだとか、自分の内部にばかり向かって、外部に向か

わない応援ソングが多いなあと思った。

 

歌は世相を表しているのだろう。

漠然と未来は見えなくて不安だが、政治は最大限のことを

やってくれてるんだから文句を言う必要はなく、権力は

応援するもの、忖度するものというのが、最近の世相だ。

 

世相というより「権力を忖度する政治的システム」として

出来上がってしまっているのだが、格差社会が人間の活力

を奪っているから、外部である権力には向かわず、自分の

内部を励ます「挫けるな」という応援ソングばかりに

なってしまう。

 

わしは外部に目を塞いで、内面を励ます応援ソングで人々を

自己満足させたりはしない。

「ゴー宣道場」は「立憲主義」を旗印に、忖度システムに

戦いを挑むことになる。