小林よしのり

週刊文春の記事について

小林よしのり

日々の出来事
2017年 11月 1日


週刊文春の山尾志桜里バッシング記事を読んだ。

確かに「じゃ」なんてわしは言わないし、「一線交える」

という言葉は意味が分からん。

 

だが全体としてこの記事には「良心」を感じた。

山尾氏に「立憲民主党に入れ」と言ってきたのはわしと

いうことを書いているし、わしの「能力を取るか、姦通罪

を取るのか」という言葉を載せているし、わしが山尾氏に

「私のことは語るな。公のことだけを考えろ」と指示した

ことも書いている。

 

憲法論議のために、わしが「再び二人を引き合わせるつもり」

だと言ったことも、書いている。

 

皮肉交じりの箇所はあるが、全体としては、わしが世間に

伝えたいことを端的に書いてくれているのだ。

わしが一時間も記者に説教したことは無駄ではなかった。

この記者、仕事上、スキャンダルを収穫せねばならないし、

バッシングもせねばならないが、一片の「良心」はある

ようだ。

 

週刊文春は、今は立憲民主党を狙ってスキャンダル発掘に

余念がないが、わしもセクハラとか、女性蔑視のわいせつ

とか、大嫌いなので、大火にならぬうちに、火消しして

おいてくれるのは良いことだ。

 

ただし、自民党にはもっといっぱいそういう不埒な議員は

いるだろう。

なにごとも公平にやらなきゃ、権力寄りの雑誌だと判定

せざるを得ない。

そこんとこ、アドバイスしておくよ。