高森明勅

秋の陽の中で

高森明勅

2017年 10月 9日

秋の長閑(のどか)な日差しの中。

柿の木のやや大きめの葉が、風に吹かれて、
カサカサと小さな音を立てて落ちている。

私は愛犬の豆太郎とのんびり散歩。

ふと長男、長女、次男、3人の子供たち事を思う。

それぞれ、これまでには多少の波乱もあった。

今は仕事を持ち、一人前の社会人として
充実した生活を送っているようだ。

長女は優しく素敵な旦那を見つけ、
シンガポールと日本を行ったり来たり。

我が4人目の子供に当たる、
その旦那とも時折、
来日した機会に会っている。

控え目で思いやりがあって、よいヤツだ。

今や子供たちが手を離れ、
私と2人だけで暮らしている妻も、至って健康。

私への小言を怠らない。

こういうのが、私にとっての幸せなのだと感じる。

豆太郎のウンチを片付けながら―。