高森明勅

いつの間にか国難だって

高森明勅

2017年 9月 25日

安倍首相の記者会見。

今回の解散は「国難突破解散」だと。

あらら。

いつの間にか日本は国難に陥っていたようだ。

何とも唐突。

もしそれが事実なら、
わが国を国難に陥らせたのは誰か。

当然、その責めは政治の最高権力者が負うべきだ。

つまり安倍氏本人の責任ということになろう。

でも、同氏は国難の最中(のはず)なのに
自堕落な私邸暮らしを続けている。

彼の言葉の並外れた“軽さ”は以前から。

しかし、「国難」という最大級の危機を表す言葉さえ、
自己都合の解散を言い繕う為に、こんな場面で消費するとは。

呆れた。