高森明勅

石破茂氏の勇気ある発言

高森明勅

2017年 9月 7日

自民党の石破茂衆議院議員が、
北朝鮮の核開発への抑止力として、
米軍の核兵器を国内に配備する是非を議論すべきだ、
という考え方を番組内で述べたようだ。

昭和42年に佐藤首相が初めて表明し、
同46年に国会決議がなされた
「非核3原則(核兵器を持たず、
作らず、持ち込ませず)」。

それを見直そう、との問題提起だ。

3原則のうち「持たず、作らず」の見直しは、
核拡散防止条約からの離脱に直接、繋がる。

そこを外して「持ち込ませず」を見直そうという話。

今の政界にあっては勇気ある発言と評価すべきだ。

安倍政権は自堕落に「非核3原則」を維持し続けるのか。