小林よしのり

組織に個を埋没させる日本人

小林よしのり

マスコミ・報道
2018年 4月 22日


関口宏のワイドショーで、福田事務次官のセクハラ

問題をあつかっていたが、青木理が女性記者を庇って

詭弁を弄していた。

和製リベラルの限界が露出していて、全然、腑に

落ちなかった。

 

ところが、爆笑問題のワイドショーでは、同じセクハラ

問題に対して、その感想の数々が納得できるものばかり

で驚いた。

特にデーブスペクターが、アメリカでは個人が名乗り出て、

告発するものだと言ったのには、感心した。

やっぱりそうだったか!

個人主義の確立した欧米では、組織に隠れて告発するはずが

ないと思っていた。

 

日本人はどうしても組織に個を埋没させる。

それがいいことだと思っているから情けない。

日本人は何十年、何百年経っても、どうしても八つ墓村の

住民なんだろうか?

『脱正義論』を読んだはずの『ゴー宣』の読者でさえそう

なのだから、日本人は変われないのかもしれない。