小林よしのり

地位協定は立憲主義を貫かねば変えられない

小林よしのり

政治・経済
2018年 2月 23日


東京新聞が「改憲より改定を」と書いている。

日米地位協定を改定するのが先だと言うのだ。

ちゃんちゃらオカシイ。

 

日米安全保障条約が、日米同盟に進化し、血の同盟となって、

日米が一体化しているときに、沖縄の米軍基地の存在に疑問

を抱かぬまま、地位協定だけを少しいじれとしか言っていな

いのだ。

 

しかも現憲法はすでに集団的自衛権を容認しているのであり、

「我が国の存立危機」という要件を拡大解釈しさえすれば、

米軍の侵略戦争を応援することができる。

 

現憲法を改正して、個別的自衛権を強化し、自分の国は

自分で守るという覚悟を持たぬ限り、属国民の分際で、

地位協定を変えられるわけがない。

 

甘えたことばっかり言ってたって、沖縄県民の犠牲を解消

できるわけがないのだ。

大人になりなさい。

『新・堕落論』を読んで、奴隷のルサンチマンを克服しなさい!