小林よしのり

今日が応募締め切りだ!

小林よしのり

日々の出来事
2019年 10月 30日

今日が応募締め切りだ。
11月10日(日曜)、福岡で開催する「九州ゴー宣道場」は、
「九州は男尊女卑か?」というテーマで開催する。
あえて九州を例に出したが、本来は日本の男尊女卑について
熟議する場だ。
同時にわしの「絵コンテ展」を開催し、ナマの絵コンテを
9名にプレゼントする。

男の血統が尊いので、天皇は男系男子しかなれない。
それは男尊女卑ではなく伝統であると、自称保守派は言う。
「伝統」という言葉には魔術性がある、人を思考停止に
おとしいれるマジックのような威力があると、ケネス・
ルオフ氏が言った。
国民の象徴が男系血統しかなれないのなら、もはや天皇は
国民の象徴とは言えない。
そもそも天皇には「氏」はないのだから、「男系の血脈」
とか「女系の血脈」を意識する方がおかしい。
側室なしでは男系血統は絶対続かない。
側室とセットの男系血統だったのだから、男系男子に限る
というのは、まちがいなく男尊女卑の「因習」である。

「伝統」と「因習」は違う。
「因習」は改めていかねば、「伝統」は維持できない。
これが伝統維持の大原則である。

「九州ゴー宣道場」では徹底的に「血統」の問題と、
「伝統」の問題を深掘りしてみたい。
今日が応募締め切りだ。