小林よしのり

同調圧力でマスクを外さないでくれ

小林よしのり

日々の出来事
2020年 6月 13日

実はわしは「私(プライベート)」な場面では、マスクをする
時がある。

タクシーに乗った時、運転手がいろんな客を乗せている
から、たまにマスクなしの者が乗ってきたら、怖いかな?
と思ったら、バッグの中からマスクを出して、つけてやる
ことがある。

あるいは、わしは喘息だから、気温の変化で咳込むこと
がある。
そういうときは、人が不安にならないようにマスクをしてやる。
コロナ以前ならやらなくてよかったのだが、コロナ渦中では
マナーとして、そのくらいのことはしてやる。

しかし「ゴー宣道場」のような「公(パブリック)」な場面では、
わしの新コロに対する主張からいって、マスクをして出る
わけにはいかない。
言ってることとやってることが違うと、揶揄する馬鹿が必ず
出てくる。

「公的な場所でマスクをしない」というのは、もはやわしの
「表現活動」になっており、わしの意見の説得力に関係
あるので、わしは「言論・表現の自由」を行使する国民と
して、「マスクをしない」というパフォーマンスを実行しな
ければならない。

だが、師範たちや門下生たちが、わしに付き合って、
マスクを外す必要はない。
不安な人はつけておけばいい。
同調圧力でわしに従うようなことは絶対にしないでほしい。