小林よしのり

岡田晴恵の専門知は「専門バカ」である

小林よしのり

日々の出来事
2020年 4月 9日

モーニングショーの岡田晴恵が最近、「私たちはサイエンス
だけ言っていればいい」と言い出した。
一見、正しそうに見えるが間違っている。
なぜなら「日本もニューヨークのようになる」という見解
が間違っているからである。

それは岡田の専門知では捉えきれない政治や社会分析の
分野になるので、感染症の専門知だけでは分析できない。
専門家は往々にして、「専門バカ」となり、総合知に欠ける
のがダメなのだ。

岡田晴恵という「専門バカ」に完全に寄り添った玉川徹は
理系の人間にしては相当な馬鹿で、未だに「感染者数」を
絶対にしているが、日本の「死者数」の少なさを分析する
知性を持たない。
「死者数」の少なさを突かれたら、肺炎患者にカウント
してるからだというネトウヨ並みの陰謀論を持ち出して
しまう。

玉川は、むしろ「死者数の少なさ」を直視したら、
危機感を煽れないというエゴイズムが働いて、客観性を
完全に失っている。
すなわち、理系の態度ではない。

岡田晴恵が二流なのは、サイエンスしか考えない上に、
総合知に欠けている点なのだ。
おそらく政府の専門家の方が、「専門バカ」に陥らず、
総合知も働かせて考えているのではないかと推測する。

ただし、勇気がないから、「コロナ・ウィルスは、
最終的には、インフルエンザ・ウィルスと同じ道を辿る
しかない」ということが、言い出せないのだろう。
感染者数を抑えるなんて阿呆だ。
日本でも、とっくに10万人以上に感染してるだろう。