小林よしのり

玉川徹はネトウヨと同じ心性

小林よしのり

日々の出来事
2020年 4月 4日

玉川徹が「平然と外出する人がいるが、真面目に自粛
した人と同じ医療が受けられるのはおかしい」と言っ
ていて、ゾッとした。
この考え方のどこがリベラルなんだろう?

イラク人質事件のとき、ネトウヨが「国民は真面目に
海外渡航を控えてるのに、勝手にジャーナリストや
民間人が中東に行って、人質になるなんて不謹慎だ。
政府は助けなくていい。自己責任だ。」と言っていた。

「権力の意向を忖度して、真面目に国内に引き籠る者
が正義で、勝手に中東にボランティアに行く奴なんか
不良だ。多くの真面目な日本国民と平等な権利を与える
必要はない」という自己責任の原理が、今は自称リベラル
の側から主張されている。

「自粛せずに外出する不良は、コロナに感染しても、
我々自粛派と同じ医療を受けさせる必要は本来ない。」
そう玉川徹は言っているのだ。
外出派と自粛派が同じ医療を受けるのは不公平だと
玉川徹は言った。

玉川は独善性をこじらせて、ネトウヨと全く同じ心性に
辿りついてしまった。
ネトウヨは、在日を「国家のためにならぬ奴ら」と、
勝手に判定し、偏見を植えつけ、ヘイトする。
玉川徹は、自粛せぬ者を「国民のためにならぬ奴ら」
勝手に判定し、偏見を植えつける。

コロナの性質が判明し、実は自粛する意味など全くない
と判断されたとき、玉川はどう責任を取るのだろう?

いったい小林よしのりと玉川徹、どっちがリベラルなん
だろう?
「自粛派と外出派が、平等な医療を受けるのは不公平」
と口走る者が、リベラルのはずは100%ない。
わしは今日も明日も外出する。
不要不急かどうかなんて知ったこっちゃない。
わしはこういう時だからこそ同調圧力に屈しない!