泉美木蘭

ワクチンなかった時期もピークアウトしていました

泉美木蘭

2021年 7月 27日

『こびナビ』の副代表で、ツイッターで積極的に
情報発信している木下喬弘医師が、

イギリスがピークアウトしたことについて、
このグラフとともに、


「成人の9割がワクチンを接種したイギリス、

感染者数が増加中にフルオープンを宣言するも、
全地域で感染者数が減少に転じています。
これは予想外だし、すごすぎる。
新型コロナワクチンを開発した人はマジで英雄。」


というふうに書かれていたのですが、

このグラフはあくまでも今年5月1日からの範囲を切り取ったもので、
昨年からのイギリスの感染推移全体を眺めると、


ワクチンがまだ普及していない今年1月の段階でも、

一定程度まん延したところで、ピークアウトしていたわけです。
この現象全体を眺めて、ワクチンを賛美するのは、
かなり無理があると思います。

こういった現象は、特別にワクチン大規模接種をしなくても、
見られています。
例えば、日本のインフルエンザの流行はこんなグラフです。

 

毎年、ある期間、ある地域の条件下において、
一定程度ウイルスが広まると、免疫の壁にぶつかるようになり、
それ以上は広がっていかなくなる、そういう自然なピークアウトが起きる、
これが集団免疫ではないのでしょうか。

「ワクチンのおかげだ、だから打つべき」と喧伝したいがために、
無理な解釈を興奮気味に発信している様子を見ると、
やっぱりいくら医師であっても、
科学的思考を欠いているんだなとわかり、
信用できないと思います。