笹幸恵

大衆はことごとく間違う。

笹幸恵

日々の出来事
2021年 4月 13日
今回、皇室バッシングをまとめてみてわかったこと。
会場では時間の関係で省いたのだけれど、
所感として「大衆はことごとく間違う」ということ。

たとえば美智子さまが失声症になった端緒ともいえる
『宝島30』の大内糺(仮名)の記事に、こんな一文がある。

正直申し上げて、バイニング夫人の教育を受けた今の陛下と、
クリスチャンの聖心女学院出身の皇后陛下に、
真に国民が望む天皇、皇后を体現されることを期待するのは、
いささか無理があるように思われる。


平成という時代を振り返ることができる今、
これがとんでもない思い違いであったことは明白だ。


またシリーズで取り上げた『WiLL』西尾幹二氏の
一連の記事では、雅子さまについて仮病だの
ワガママだのとバッシングした上で、こんな一文。

日本人の信仰の中心であるご皇室に
反日左翼の思想が芽生え、根づき、葉を広げ、
やがて時間が経つと取り除くことができなくなる
「国難」について私は語ってきたつもりだ。
それは皇太子妃殿下の心に宿る「傲慢」の罪に
由来すると見た。

祝賀パレードのあの雅子さまの涙に、
傲慢の罪があると思った人は、一体どれだけいるか???

そして今回の小室さんの説明文書と
昨日報じられた解決金の話題。
率直に言って、練りに練って、考慮に考慮を重ねて
対応されているなあという印象を持った。
「年がら年じゅう、できあいの決まり文句、
偏見、観念の枝葉末節、簡単にいえば、
偶然かれの頭のなかにたまった空虚なことばを
たいせつにして(オルテガ『大衆の反逆』)」いる
大衆のネットの書きこみなど、織り込み済み。
それでも誠実であろうとされている。