岸端みな

『日本人論』は哲学書でもある!

岸端みな

ゴー宣道場・公論イベント 新刊情報 日々の出来事
2024年 3月 24日

ゴー宣DOJOサポーターのメーリングリストから、
『日本人論』の感想をご紹介します!


(よっしーさん)

おはようございます。

日本人論を発売日に入手し、じっくり読みました。
一度SPA!で読んでいたはずの日本人論も再度一冊の本で連続して読むと、
更に一つの流れとしてよしりん先生が危惧されている
「キャンセルカルチャーによる日本文化破壊」への危機感が
伝わってきます。

嵐のように始まったジャニーズ問題が実はアメリカ発祥の
左翼による破壊運動の「キャンセルカルチャー」だと見破った人は
よしりん先生だけではないでしょうか。

テレビのコメンテーターもいわゆる知識人も、これが左翼(リベラル)の
運動だとは見抜けず、人権真理教という人権カルトに呑み込まれていきました。

特に圧巻は最終章『陰翳を消す「人権」の光』で、
人が本来持っている陰と陽、光と影、善と悪を、上手くバランスとりながら
歴史を紡いできた日本の歴史や文化を、設計主義的に闇の部分を炙り出して
抹殺していく左翼(リベラル)の罪深さが漫画の絵と共に迫ってきます。

ジャニー喜多川氏や松本人志さんを糾弾して正義の快感に酔いしれている人たちは、
自分の中にもジャニー喜多川や松本人志の影があることがみえていないのでしょうね。

日本人論は、日本の歴史を紐解くことによってキャンセルカルチャーの
危うさを炙り出すと共に、人間の業や善悪を受け止めてバランスとりながら
生きていくための哲学書でもあるなぁ、と思った次第です。

日本人論を題材にした、4/20名古屋DOJO &後夜祭が、ますます楽しみになってきました!