小林よしのり

昨夜の「闘論席」を巡る話し合いで分かったこと。

小林よしのり

日々の出来事
2024年 2月 15日

昨日は「闘論席」に松本人志の週刊文春報道と
キャンセルカルチャーについてわしが書いた原稿に、
編集部から異議を申し立てられ、昼間のスタッフ
との協議結果をもとに、書き直した。

それでも納得してもらえず、夜にわしが直接電話して、
まず週刊文春の記事中から、「レイプ」に該当する
記事を送ってくれと頼んだ。
週刊文春は「レイプ」も「性犯罪」も使っていない
からだ。
そもそも性被害を訴えている女性は、松本を「告訴」
もしていない。

担当氏はわしと話し合い、あらためて週刊文春の記事を
全部読んで、電話をくれた。
そして昨年の一回だけ、レイプではないが、「性的な被害」
の記述を見つけたと報告をくれた。
なるほど、その箇所は、証言が本当で、記事が正確なら、
「性的な被害」だと言える。
だが、証言を信じていいのかどうかは、女性が告訴
して、裁判をしてくれなければ分からない。

担当氏とは1時間くらい話したが、なかなか優秀で、
言い争いにはならず、冷静な議論が続けられる。
結果、修正案を出してきたが、その文章を読んで、
やはりこの編集者、相当に有能であると確信した。

最終的には今日、編集長からの結論を待つしかないが、
優秀な女性担当者だったことが分かって、わしにとっては
収穫だった。