小林よしのり

言論は恐ろしい。

小林よしのり

日々の出来事
2024年 4月 13日

言論は恐ろしい。
言論に命を賭ける者だっているからだ。

その場その場で思いついた突飛な考えを思想だと思い込み、
「公」に晒したら、当然その言論で他人を傷つけたり、
あるいは他人を悪人化したり、犯罪者にすることもある。

現代は「私」と「公」の区別が分かっていない者ばかり
だから、何の覚悟もなく、愚にもつかない自説や、
過剰な思い込みを、「公」に晒してしまう。

言論は恐ろしい。
誤った考えを支持した者たちは、共犯者になってしまう。
今ほど覚悟のない、言いっぱなしの言葉が、氾濫した
時代はないだろう。