小林よしのり

老いを言い訳にしてはいけない

小林よしのり

日々の出来事
2024年 8月 17日

YouTubeで「歌謡曲を通して皇室を語る」を見直して
みると、やっぱり音の迫力が消滅している。
歌・音楽はやはりLIVEで楽しまなきゃ意味ないな。
10月5日の福岡LIVEはぜひLIVEに参加してほしい。

ところでYouTubeを見てて気が付いたのだが、わしは
「老人ぶりっ子」をしていて、チェブリンがことさら
「老人あつかい」をしている。
もうこういうのは止めにしたい。
つまり「老い」を言い訳にしてLIVEをやっている
ようなものだ。
それも設定として面白いかなと思っていたが、飽きた。

沢田研二は何曲も歌ったあとに、観客から「大丈夫?」
という女性の心配の声がかかった時に、咄嗟に
「見てて分らんのか!」と怒鳴ったという。
老いを心配されるのにムカついたのだろう。
矢沢永吉だって老いを言い訳にしながら歌ったりは
しない。

彼らの様なプロ中のプロと、アマのわしを比較する
のは滑稽だが、老いを言い訳にするのはダメなんだ。
漫画を描くときに、「老いてるから少し面白くない
です」なんて言い訳はしない。
老いたら引退するのみだ。

福岡LIVEでは、チェブリンに負けないほど、ハイ
テンションになって、猛烈にしゃべり、猛烈に歌う。
そのために栄養ドリンクや水などの補給を素早く
しながら2時間半を駆け抜けて、終わったら楽屋で
ぶっ倒れる。
それが正しい姿だろう。