小林よしのり

シニシズムを超えて応募してこい!

小林よしのり

日々の出来事
2025年 3月 22日

4月20日(日曜)横浜で開催される「ゴー宣DOJO」の
応募者数が伸び悩んでいる。
最初は「公心」の強い人たちが勇んで応募してくれるのだが、
徐々に「シニシズム」に冒された人々の現実が顕わになって
来る。

最近は「もう何もかもどうでもよくなってきた」人たちが
ぐんぐん増加しているのではないか?
ウクライナがロシアから侵略されて、どんどん領土を削り
取られていたって、しょせん外国で起こってること。
日本には関係がないと考えることにしたようだ。
「シニシズム」だな。

ウクライナなんかよりも、日本では問題なくドジャーズの
開幕戦を楽しめたし、大谷翔平のホームランも見れたし、
佐々木朗希の大リーグデビュー戦も見れた。
サッカーもW杯出場を決める日本人選手の活躍がワクワク
するし、日本人も世界で通用するのだから、誇らしくて
たまらない。
この楽しさに水を注すウクライナ戦争なんかもう注目したく
ないという感覚は分からないでもない。

日本の政治の世界は、石破茂の商品券の配布で持ち切りだ。
もうこの政治家の体たらくを驚きもしないし、怒る気もしない。
ウクライナの一般国民は、いつミサイルやドローンが飛んで
くるか夜も熟睡できないし、周囲に負傷者ばかりだし、
そのうち国が滅ぶかもしれないと絶望してるだろう。

だが、日本では、まもなく桜が満開になるから、今年は必ず
見に行こうと、楽しみにしている自分がいる。
その頃にはトランプとプーチンが戦争を止めてくれてたら
いいのにと期待しながら。

シニシズムと戦う気力を持っている者はもういないのか?
今の応募者が限界か?
4月20日(日曜)「ゴー宣DOJO in横浜」「ウクライナ戦争と
国際法の行方」、シニシズムを超えて、応募してこい!