長谷部恭男と護憲派左翼は堂々と「議論」をせよ!
高森氏の「自衛権」は「個別」も「集団」も持っているのが、まともな独立国家だという意見には、基本的に賛成する。
だが、現在の日本のアメリカに対する「属国」ぶり、左右を問わず、日本人全体の尋常でない「ニート」ぶりを見ると、とてもとても・・・
『新・堕落論』で描いた通り、奴隷のルサンチマンで、「属国民」であることを「恥」とも思っておらず、なんと正当化している始末だ。
日米同盟がある限り、日本はアメリカの侵略戦争を支持しなければならない。
わしが西部邁氏と共に徹底的に反対したイラク戦争のとき、わしは従米保守やネトウヨから猛烈にバッシングされた。
その時、小泉首相や外務省はどんな態度をとった?
この時の恨みは一生、忘れない。
韓国を見れば明白ではないか。
ベトナム戦争にも、イラク戦争にも、アメリカと共に参加している。
どうせ負ける侵略戦争で戦死した韓国兵は、何のために戦ったのか?
日米同盟を続けるのなら、日本は集団的自衛権を「封じる」ことによって、侵略戦争に加担することを防ぐ。
これしか最悪を防ぐ手立てがない。
それでも日本に米軍基地がある限り、戦争に最も必要な兵站基地を日本が担っているという罪から逃れることはできないのだが。
いつの日か、日本人が大人となって、正義を貫く勇気を持ったら、集団的自衛権の封印を解除しよう。それまでは、まず個別的自衛権を拡充する。
少しでも自主防衛に踏み出して、侵略戦争を防ごうとする試みすら、長谷部恭男や今の護憲派左翼は水面下で山尾志桜里に圧力をかけて、妨害しようとしているし、立憲民主党も左翼を恐れて「立憲主義」を放棄しようとしている始末だ。
この国の堕落ぶりは極限まで達している。
ここから浮上するためには、赤ちゃんにハイハイを教えるところから始めるしかない。
もちろん「自衛隊明記」なんか、ハイハイですらない。
米軍におんぶにだっこで侵略戦争に参加する道だ。
「ハイハイを教えるな!立憲主義なんか要らない!」と言う長谷部恭男と護憲派左翼を、まずは「議論」の席に座らせることだ。
彼らは「議論」もしないと言っているのだから!