| 出版社 | 扶桑社 |
|---|---|
| 発売日 | 18/12/2020 |
| 単行本 | 255 |
| ISBN-10 | 4594086527 |
| ISBN-13 | 978-4594086527 |
| 寸法 | 15 x 2 x 20.5 cm |
| 価格 | 1320円 |
【「第三波」が猛威を振るっても経済を止めるべきではないこれだけの理由】
厚生労働省の統計によると、季節性インフルエンザによる死者数は1年でおよそ3000人。インフルエンザに端を発した誤嚥性肺炎など「間接死」も含めると、毎年1万人もの人が亡くなっている。
一方、新型コロナウイルス感染症による死者は12月9日現在で2486人。これは、毎年正月に餅をノドに詰まらせて死にいたる約1300人よりは多いものの、風呂場の浴槽で誤って「溺死」する約5000人に比べれば遥かに少ない数字だ。
12月に入って以降、「第三波」の襲来による「医療崩壊」の危機がさかんに報じられている。新規陽性者の数も連日2000人を超えて推移しているが、少し冷静に考えてみてほしい。季節性インフルエンザの感染者は毎年約1000万人にも上り、これを365日で割ると1日当たり3万人の感染者を出している。つまり、たとえPCR検査の陽性者数が1日当たり5000人を超えたとしても、季節性インフルエンザに比べれば、新型コロナウイルスの脅威は格段に小さいということだ。
もちろん、すでに多数の死者を出している欧米をはじめ、多くの人口を抱えるブラジルやインドなどでは、感染拡大が即ち死に直結していることも否定していない。だが、いくつもの“ファクターX”を持つ日本において、季節性インフルエンザに比べても極めて「弱毒性」であると言われる新型コロナウイルスを、ここまで過剰に怖がるのは異様な状況と言えよう。なぜなら、現在のコロナ・パニックは、専門家とメディアが恐怖を煽りに煽って作り上げた「インフォデミック」に過ぎないからだーー。
発売即重版がかかるほどの大反響を呼び、現在4刷り6万部を突破した『ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論』。科学的データに基づいた膨大なファクトを積み重ね、歴史的知見を駆使してコロナの「正体」を白日の下にさらしたが、続編の『コロナ論2』でも、最新の統計から導き出された数値を基に、これまでメディアが垂れ流し続けてきたコロナの「嘘」を断罪する。
第一波のピークを過ぎてから発出され経済を殺した緊急事態宣言、PCR検査万能主義が引き起こした無駄な混乱、コロナ治療薬として脚光を浴びたアビガンの危険性、無謀な試みと世界中から批判を受けたものの、現在、集団免疫を獲得し終息宣言を出すに至ったスウェーデンの「緩和政策」、メディア御用達の専門家たちが振りかざした権威主義と「嘘」、恐怖を煽るだけ煽って視聴率をとりにいったTVメディア、ワクチン以上の感染防止効果があると曲解されているマスク、格安航空機搭乗拒否問題が象徴する“マスク全体主義”の異様さ、前年比で40%近く激増している自殺率、感染症「2類」外しの議論を無視し「医療崩壊」の危機を煽る医師会、そして、コロナによって炙り出された日本人の死生観……。
(2020年12月発行)【目次】まえがき第1章 日本人の民度が高いはずない第2章 アビガン、隔離、マスクコロナ治療薬として承認されるアビガン第3章 インフォデミックを見破れ!第4章 感染者と陽性者は違うコロナを懐疑的に見始めた専門家たち第5章 コロナ差別は恐怖から生まれる【外伝】テレビが恐怖の叩き売り第6章 サイエンスとは何か?感染症「2類相当」除外を巡る議論第7章 専門家を妄信しない理由闘論席 コロナは慈愛に満ちたウイルス【特別インタビュー】京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授 宮沢孝幸氏大局的に見通せる本当の専門家がいないコロナ禍は「疫病」ではなく「人災」だ!第8章 「ニューノーマル」は「アブノーマル」第9章 ピーチ航空と全体主義闘論席 航空機搭乗拒否騒動が投げかけた波紋第10章 予言乱発大洪水死因はウイルスか、持病か、それとも…? 泉美木蘭氏PCRサイクル数は40と回しすぎの秋。検査拡充・隔離を続けますか問題 泉美木蘭氏第11章 集団免疫策の見直し第12章 言論の自由なきユーチューブ第13章 実験ではマスクの効果は限定的「抑圧政策」に固執し続けるWHO【特別対談】在宅緩和ケア専門医・緩和ケア 萬田診療所院長 萬田緑平氏 × 小林よしのりコロナで炙り出された日本人の死生観第14章 神の与え賜うし呼吸最終章 ウイルスは人間中心主義を否定する参考文献あとがき