ライジングで「高市早苗《統一教会内閣》に国家を託してはいけない!」という原稿を書いてます。
高市早苗と統一協会の関係性、自民党が統一協会といかに深いつながりがあり、理念や政策に至るまで強い影響を受けているのかについて、さっと理解できるようまとめているので、必読です。
ところで、メディアの説明をあれこれ聞いても、経済についての解説がいまいち腑に落ちません。
高市早苗は、解散会見でこう言ってました。
「私の内閣総理大臣就任以来、株価は上昇しています。国民の皆様の大切な年金は株式によっても運用されています」
・・・だけど、日経平均は2023年後半からずっと上がり続けてましたよね?
別に高市早苗のおかげで上昇したわけじゃないですよ。

簡単に読み解くと、2022年半ばぐらいから円安が加速しはじめたので、日本の輸出企業の利益が良くなって、それが株価につながっていきました。
また、アメリカの株は、アップルやらエヌビディアやら異様なバブル状態になっていて、海外投資家のなかには危険を感じて引き上げて、安い日本の株を買うようになったという流れもあるようです。
それに最近は、ニュースを見ていると、いろんな会社の値上げ発表が増えました。
以前は「消費増税ですが、お客様のためにお値段据え置きでやらせてもらいます!」という会社もありましたが、円安で、もうそういう空気でもなくなりました。日本はこの先も値上げ=物価高がつづくようです。
生活者としては厳しい話ですが、株主から見れば「企業の収益が持ち直す」という意味になります。
その結果、家計が苦しくなる一方で株価は上がるという、国民生活とは真逆の現象が起きています。
経済のニュースを見ていると、株価の動きを虫眼鏡で拡大して、高市早苗が首相になった際に株価がぴょんと飛び上がった現象を取り上げています。
「高市トレード」と呼んでチヤホヤ解説されているのですが、よくよく説明を聞けば、これは「原発再稼働しそうだ」とか「積極財政の恩恵で、この企業には金がまわりはじめそう」とか、一部企業に対する期待が生まれたからだという話です。
実際に、「高市早苗が首相に就任したこと」で、日本の企業の受注が増えて売り上げが伸びたり、契約がたくさん決まったりしたわけじゃありません。日本企業全体で、給料が上がる、生活が良くなる、消費が増える、中小企業が栄えるという話とはまったく別です。
「私の内閣総理大臣就任以来、株価は上昇しています。国民の皆様の大切な年金は株式によっても運用されています」
高市早苗は、まるで自分のおかげで年金の運用が成功して、国民の老後も安定させられるかのように語ってますけど、実際には、高市早苗の実力とも能力とも仕事内容(そもそも何の仕事したんだよ?)とも一切関係のないところで起きている市場の動きを、あたかも自分の手柄であるかのように語っただけです。
さらに言えば、株価は上がっているかもしれませんが、日本の長期国債の利回りも上がってます。
「長期国債の利回りが上がる」ということは、日本の10年後・30年後は財政がどうなっているかわからないという不安が広がっているということです。
日本政府にカネを貸しても、10年後にはインフレで損をするかもしれないし、「そんな国債は買いたくない」「今持っている日本の国債を売りたい」という気持ちが高まり、利回りを高くしないと売れなくなっているのです。
それは、これから発行する国債の利払いが高くなる、つまり「日本政府が将来、借金するたびに高金利になってしまう」、ひいては「国民の負担が増える」ということではないでしょうか?
株価を自分の手柄のように語り、さも国民の将来の安定につながっているように話し、その一方で、都合の悪い重要なことには一切触れない。そんな首相に国家運営、任せられません。