高森明勅

峯岸みなみさんの立候補に拍手

高森明勅

2013年 4月 10日
AKB48の選抜総選挙に新しく
「立候補制」が導入されて、
最も巨大な困難に立ち向かう羽目に陥ったのは、
他でもない峯岸みなみさんその人だろう。

全員自動的に投票対象になるのなら、
彼女はどれだけ気が楽だったか。

自分の意志で立候補するとなると、
彼女の場合、強烈な逆風が当然、予想される。
しかし、立候補しないということは、
ほとんどファンに対する裏切りに近い。

運営サイドは「どちらを選んでも自由だよ」と、
ひたすら自分たちの責任回避に努めている。

そうした中で、彼女は敢然と立候補した。

大の大人でも、なかなか出来ることではなかろう。
彼女のような事情を抱える中で、
彼女のような決断が出来る男どもが、果たしてどれだけいるか。

立派だ。何より、その勇気に拍手を送りたい。

立候補制導入への小林よしのりさんの疑問に賛意を表した時、
峯岸さんに「清き一票」を投じたいと書いたのも、
彼女の立候補を願ってのことだった。

彼女は一体、どのくらいの票を得ることが出来るのか。

ここから先は、ファンが試される番だ。