高森明勅

「新しい歴史教科書をつくる会」理事を辞するの弁

高森明勅

2013年 3月 1日
顧みると長い歳月、
「新しい歴史教科書をつくる会」の理事の末席を汚して来たものだ。

西尾会長時代は事務局長を拝命し、
八木・杉原会長時代には副会長の重責を担うことにもなった。

この間、何ら貢献らしいことも出来なかったのは、
まことに慚愧に堪えない。

本来なら、会の目的を十分達成するまでは、
たとえ役立たずでも、理事の立場に留まるべきかも知れない。

だがこの度、やむを得ない事情で、
同会の理事を辞する決意を固めた。

これまでお世話になった理事の先生方、
事務局のスタッフ、全国の会員の皆さんには、
いくら感謝の言葉を連ねても、足りない。

教科書の是正、教育の再建なくして、
日本の再生はない。

その信念は一切、変わっていない。

これからは、一会員として
「新しい歴史教科書をつくる会」を応援していきたい。