小林よしのり

笹井教授の会見で、メディアや大衆はどう変わるか?

小林よしのり

日々の出来事
2014年 4月 16日


笹井芳樹教授が出てきて記者会見をしたことは、とても

良かった。

共著者としての責任も認めたから潔い。

 

STAP現象を前提にしないと説明できない現象がある

という意味が分かった。

ES細胞の混入では説明できない、ES細胞や他の細胞と

共通しない特徴があり、小型細胞の細胞塊が出来る、

つまりストレスを与えて、何度かのステップを踏んだ

あとに出来た細胞のサイズが違うらしい。

しかも多能性がある、いろんな部位に成長する。

 

STAPは合理的現象、最も有力な仮説」という結論に

従って、やはり今後、「再現性の実証」がされなければ

ならない。

 

科学は宗教ではないので、信じる信じないで言うべき

ではない。

「悪意のある」偏見に基づいた科学者の人格中傷や

噂話で、予断を持ってSTAP細胞はない、「信じない」

などと言うべきではない。

 

小保方さんは論文に不備があるだけで、現実に

STAP細胞を作ってしまった可能性が高い。

いや、論文やノートを重要視しない人だからこそ、

科学の常識を覆す発見をした可能性がある。

小保方さんに対する名誉棄損に当たるデタラメな

ゴシップ記事や、人格誹謗を行ったメディアは、

さあどうするのだ?