小林よしのり

萱野氏の「ナショナリズム」の考察は素晴らしい

小林よしのり

ゴー宣道場・公論イベント
2014年 3月 28日


萱野稔人氏の『ナショナリズムは悪なのか』を読んだ。

一気に読んだら少し頭が痛くなった。

一般の生活者には少し難解かもしれない。

一時期、サヨク・リベラル系統の知識人、あるいは

ポストモダンの知識人が、ナショナリズムを批判し、

馬鹿にして相対化するための屁理屈を色々ねつ造していた。

グローバリズムの中で国家の意味はなくなるという説も

流行した。

ナショナリズムは駄目でパトリオティズムならいいと

言う者もいた。

馬鹿馬鹿しいと思いつつ、無視してきたが、ちゃんと

学問的にこれらを否定してくれた良書で、勉強になった。

欧州で起こっている排外主義と、現在、日本で流行している

排外主義は、どこか質が違うと感じるので、

その辺の意見を菅野氏には聞いてみたいと思っている。

 

413日(日曜)の「ゴー宣道場」のテーマは、

憎韓・嫌中ブームの反知性主義を斬る!

ゲストは萱野稔人氏(哲学者)、朴順梨氏(フリーライター)

である。

極右排外ナショナリズムの原因、心因を徹底分析!

今後の対策を議論する。

応募締め切りがもう来週水曜に迫っている。