小林よしのり

バブル再来というデマと似非保守

小林よしのり

2015年 1月 6日


エコノミストが誰もかれも今年は株価が2万円を超えると

予想しているのに、いきなり17000円を割り込んでいる。

原油安や欧州の動向が影響しているらしいが、株価なんて

外国の何が影響して変動するか、わかったもんじゃない。

 

朝日新聞が安倍首相は「保守」か否かのインタビューを

識者にしているが、保守のはずがなかろうが!

株価こそが経済と信じ込み、「株主資本主義」を推進させ、

国の通貨の価値をとことん下げるという「設計主義」で、

景気が良くなると思い込んでる人間のどこが「保守」と

言えるのか?

 

佐伯啓思はよく安倍首相を支持できるものだ?

しかも他にいないからという愚民思想で。

 

エコノミストの中には「バブルが再び来る」と言ってる

奴もいる。

株の運用をしている者にだけは株バブルが来るだろうが、

一般庶民の景気には全然関係ない。

今の物価上昇を上回るペースで、給料が上がっていくと

本気で思うのか?

何が売れて儲かってる会社なのだ?

 

バブルの頃のように、大学生が女のためにオシャレして、

車買って、アクセサリー買って、フレンチを食わせて、

シティーホテルにお持ち帰りするなんて時代になるわけ

ないんだよ!

若者の質がもうすっかり変わってしまった。

 

しかしバブル再びと言ってるエコノミストは、わしより

若いようで、貧乏くさい服着て、辛気臭い顔してるから、

バブルなんか知らないんじゃないか?